モノクロ写真、一時期は嵌っていました。
インスタグラムで数年前に流行った表現技法で、近年では変身写真館に於ける変身体験の場の表現方法の一つとして用いられているのがモノクロ写真になります。
私の場合は、変身店等のカメラマンのスタッフの方に希望を聞かれた際にはカラー写真をお願いしていますが、頂いた写真のデータをモノクロ写真に加工している事はあります。
カラー写真を希望している理由としてはカラー写真からモノクロ化は出来てもその逆は技術的に難しい所になります。
私がモノクロ写真に嵌まっていた時期と言われると、まだインスタグラムが無かった時代の2003年頃でその当時に所持していたフォトショップLEでモノクロ加工をしたであろう写真のデータがありましたのでその写真も含めて紹介したいと思います。
こちらの写真は私がモノクロ写真に嵌まっていた時代の物になります。 2003年4月に石和川中嶋戦国合戦絵巻に参加した際の写真をモノクロ加工をした物になります。 モノクロ加工ではありますがかなり暗い色が出ている写真になっています。
この当時に使用していたデジカメであるニコンのCOOLPIX775で撮影した事までは覚えていますが、その当時に使用していたフォトショップLEのどの機能でモノクロ加工をしたのかを忘れてしまって、現在のフォトショップエレメンツで同じようなモノクロ写真を作りたくても色の再現の仕方が思い出せずになかなかこのようには仕上がらない状態です。
モノクロ写真の色の暗さの出方が昔のハリウッド映画の女優さんにも通じていますが、それを意識していなかったとは言え、この当時は単純にモノクロ写真がカラー写真には無い魅力があって格好良いと思っていました。
時代が下りますが、こちらの写真は2017年4月に華陽さんの舞妓変身の3時間京都観光プランでその当時は桜の時期に訪問出来ていた立本寺で撮影して頂いた物をモノクロ加工をした物になります。
華陽さんは基本的には手持ちのデジカメでの撮影になりますが、この時にはソニーの高級デジカメであるCybershot DSC-RX100 M5で撮影して頂きました。
ソニーのデジカメは他のメーカーのデジカメと比較するとデジタルでの表現に向いた陰影のはっきりした写真になる傾向ですが、モノクロ加工をするとそれが顕著に出て来るのかなと感じました。
元々の写真がカラー写真であると言う事で同じ構図のカラー写真を持っていますが、カラー写真では桜や着物の色彩が華やかな雰囲気になっていて、また違った魅力のある写真ですが、モノクロ写真になると白黒の濃淡のみの表現となっていて、昭和時代の舞妓のイメージ写真のような物にも通じた仕上がりになっているように感じました。
こちらの写真はまだ本家ウェブサイトである「風雅乃絵姿」では未発表の変身体験の写真ですが、2019年7月に花姿さんで撮影して頂いた太夫の変身体験の写真をモノクロ加工をした物になります。
元々が店舗側の一眼レフのデジカメでの撮影でのデータですので表現力がはっきりとしていますが、モノクロ加工をしてもまた味があって良い雰囲気になっています。
花姿さんは初期の頃はファイル名を見る限りではソニーのコンデジ(恐らくはCybershotの何らかの機種)を使用されていましたが、その後、一眼レフのデジカメを購入されてそれで撮影されるようになったのですが、何処のメーカーの物であるのかを失念してしまってその点が惜しい所になります。
太夫の写真ですが、カラーでは鮮やかな打掛を着ての豪華な雰囲気の写真になります。 モノクロ化すると適度に白黒の濃淡が出ると言いますかそのような感じでしょうか。
太夫は舞妓と同様に現在でも存在している職業ではありますが、モノクロの写真の場合ではその太夫の昭和時代のイメージ写真のような感じがしました。
上記の3枚の写真では元々がカラー写真ですが、デジカメのモノクロモードで撮影をするとまた仕上がりが異なって見えて来るだけにモノクロモードでの撮影も気になると言えば気になりますが、先述にあるようにカラー写真のモノクロ化は出来ますが、その逆は技術的に難しいですので、現状ではモノクロ写真が欲しい時にはカラー写真のモノクロ加工をしての対応していこうと考えています。