風雅乃徒然~風雅乃絵姿管理人の独り言~

風雅乃絵姿の管理人の日々思っている物事を綴っています。

風雅乃徒然

行きたかった十三参り。

京都の寺院である虚空蔵法輪寺に数え年で13歳の時に着物を着てお参りをする十三参りと言うのがありましたが今思えば行きたかったです。

理由としては単純に着物が着られて記念撮影を残す事が出来るからになるのですが、私が7歳の七五三が終わって私が母に対して「また、着物を着たい」と言って、「それなら13歳の時の十三参りがあるね」と言われて楽しみにしていましたが結果的には行けませんでした。

正確に言えば経済的な事情で着物を購入する事が出来ずに物理的に行けなかったと言う感じになります。

それもその筈、父の収入に対して母が私に対して中学受験を強引にも勧めて来て、実際に受験をして合格をしたと言う事でそれで高額な学費が掛かってしまって、それで家計が厳しくなって着物を購入する資金が無くなったと言う感じになりました。

また、中学受験で合格した学校がキリスト教系の良く言われる所のミッションスクールでしたので、その環境に慣れさせる為に十三参りと言った仏教的な思想の強い行事から一時的に遠ざかっていたと言うのもあります。

一時的に遠ざかっていたと言うのはありますが、その時代にキリスト教の洗礼を受けた訳では無く、高校の卒業後は普通に神社や仏閣への参拝も復活して一般的な日本人の宗教観である神仏良尊系の人間として成長しました。

現在ではリサイクル着物の店舗が増えていて、そう言った店舗で購入出来る物であれば振袖でも比較的安価に揃える事が出来ましたが、その当時ではインターネットで情報を集めると言う手段も無かった事とその当時から存在していたであろう古着屋の存在を知らなかったので物理的に着物を買い揃える事が出来なかったと言うのがあります。

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話が少し進んでしまいましたが、こちらの写真が私が1984年の11月で6歳の時(数え年で7歳)に撮影をして頂いた七五三の時の着物姿の写真になります。 この時に着物の魅力を知って「大きくなっても着物を着たい」と言って母に言った記憶が今でもあります。

そしてこの当時では13歳になったら十三参りで着物を着て虚空蔵法輪寺に参拝をすると決めていたのですがそれが叶わず終いになりました。

成人式の撮影のやり直しは現在では可能になっていますが、十三参りのやり直しは物理的に不可能でしたので、その当時に母にお願いして母の着物を借りてでも行きたかったです。

13歳の頃にして振袖に対しての未練が既に出ていたのかもしれませんね。 成人式の時でも経済的な事情で振袖を購入する事が出来ずに、大学の卒業式の時でも袴を購入する事が出来ずでインターネットで着物を自由に購入する事が出来るようになったのは大学の卒業から数年経ってからの時期になります。

袴に対しては野外での撮影でこそありませんが、スタジオでの撮影が出来ましたので思い出の取り返しが出来ましたが、成人式の振袖姿では写真が1枚しか手元に残らなかった事もあって、来年、2022年はその成人式の振袖姿の撮影のやり直しをしようと思っていますので、十三参りの願いは叶いませんがせめて成人式の振袖姿の思い出は取り返そうと真剣に考えています。