風雅乃徒然~風雅乃絵姿管理人の独り言~

風雅乃絵姿の管理人の日々思っている物事を綴っています。

風雅乃徒然

注文していた近代式の檜扇が届いて参りました。

つい先程の事になりますが、2021年3月の下旬に注文していた近代式の檜扇が届いて参りました。 2021年の3月の下旬に有職.COMの運営元である齋藤専商店さんで発注しましたが、残りの支払いが完了したと言う事で送られてまいりました。

資金的な面で2回に分けての支払いでしたが、前回の支払いでそれ相応の金額を支払っていたのか、既に制作の作業は出来ていたと言う事で支払いの確認後にその日のうちに出荷された形であったのか、早い時期に手元に届く事になりました。

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実際に梱包をしている箱から檜扇を取り出してみました。 以前、2011年に袿の皆具を購入した際に予算的な面があって檜扇を妥協して安い物を購入したと言う事で本来の大きさである1尺2寸(36cm)の物では無く1尺1寸(33cm)の物でしたが、やはり、本式の大きさの物は存在感が大きいです。

数年前に別件の用事で齋藤専商店さんに訪問した際には丸橋様に仕立て前の檜扇や女性神職用の檜扇も見せて頂きましたが、やはり平安装束用の檜扇になると檜の板の枚数や大きさも立派な物になっていてその点は違うのかなと感じさせられました。

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檜扇を広げた状態での表面になります。 ほぼ一点物に近い扇の絵になりますが、青空に雲と松と青波になります。 色目的にも私の好みの物で何度も取引をしていると言う事で巡り会わせて頂いた檜扇であるのかなと感じました。

ちなみに、檜扇の基となる物は最初から作られていて、私が発注した際に房飾りを付けて頂いた状態になっています。

平安時代式の房飾りの地味な檜扇は他所で購入した物を持っていますので、この時には近代式の派手な房飾りを希望しましたが、発注をして1度目の支払いをした際に房飾りが作られて付けられていったのかなと考えられます。

やはり、半径が大きくて、檜の板の枚数も多いと言う事で存在感が半端ないかなと思いました。

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こちらが檜扇の裏面になります。 両面の檜扇ではありませんので、裏面は細い線で蝶が描かれていますが、2011年に購入した檜扇と比較すると半径が大きい分、蝶の数も多くなっています。

自分で納得の行く注文をしたからかもしれませんが、こちらの檜扇を使っての平安装束の衣装体験をしたいと思うようになっています。

予定では2021年から2022年に掛けての年末年始の休み、要するに冬期休暇で時代やさんに訪問をしてその檜扇を使いますが、時代やさんのスタッフの方、ゆか様や良美様や中川先生にもこちらの檜扇で話が盛り上がるであろうかなと思っています。

中川先生や貴之様は時代衣装の制作もされていると言う事で小道具の一つでも色々と見て下さりますが、また、時代やさんのスタッフの皆様と楽しい思い出を作る事が出来たら良いと言うのがあります。

個性を出すのに色々とこだわりの小道具を発注したり持参したりしますので丸橋様や中川先生には高齢ではありますが何時までも元気に過ごされて頂きたいです。