風雅乃徒然~風雅乃絵姿管理人の独り言~

風雅乃絵姿の管理人の日々思っている物事を綴っています。

風雅乃徒然

自分に自信が持てなかった10代から20代初めの頃を思い出すと。

私が結婚する際には結婚式場のウェディングプランナーの方にスライドを流すのに生い立ちの写真についての質問があって、それに関係する写真もある程度の範囲までは集めました。

でも、どう言う訳であるのか10代から20代の初め頃、それも絞り込むと中学生や高校生から大学生の頃の写真が殆ど見付からなかったのです。

中学校の修学旅行であったり、自分の周りの環境に合わせる為に出掛けたハワイへの旅行であったり、高校の修学旅行であったり、大学の学生生活であったり何らかの機会で写真の撮影はしていたのですが、紙焼きの写真は勿論の事、ネガフィルムも殆ど見付かりませんでした。

当時の写真はと言われると、私自身が写真に写るのが嫌で風景写真の割合の方が多かったのですがその風景写真でさえも見付からなかったと言いますかそのような感じです。

人物撮影に関して言うのであれば、その当時(1990年代)に流行していたローアングルの撮影方法に問題があったのかなと後になって分かったと言うのもありますが、どのような写真を撮られても印象の悪い写真しかありませんでした。

その当時は自分自身が嫌でたまりませんでした。 私自身が目元の美容整形の手術を受けたと言う事を以前の記事で書いていますが、その当時は目元は奥二重で印象が悪く、顔も嫌いでしたが、何より嫌いであったのは私自身の名前にありました。

「子」の付くシワシワネームと言われると語弊がありますが、過去の私の名前はまさにそのような感じの名前でした。 私の周りはと言われると、良くある「香」とか「美」とか「菜」とかが付くようなかみなりネームが多かったので名前に対しての強いコンプレックスがありました。

テストの解答用紙に名前を書くのが嫌、パスポートに名前が表記されているがそれが嫌、一人称を名前で呼ぶ女性がいますがそれが嫌であるとかとにかく名前が出るのが嫌で仕方がありませんでした。

このような感じですから自分を好きになる事はありませんでした。 大学生の時のアルバイトは夜の仕事が多かったのですが、仕事の内容自体は好きではありませんでしたが、本名ではない仕事専用の名前を使えると言う事でその時だけでも名前に対してのコンプレックスから解放される事が出来た事だけが嬉しかったです。

その後、就職活動で失敗して、パートの食い繋ぎ状態が続きましたが、そうなると再び名前に対してのコンプレックスと向き合う必要がありました。

改名したいと言う思いは10代の頃からありましたが、その当時は改名がビジネスとして成立していなかったことに加えて情報量が少なかった事、改名する事に対しての否定的な考えの方が多くて良くある神社系や寺院系の名付けの窓口に行っても門前払いにされる事が多かったです。

それでも改名したい、どうすれば出来るのと言って情報を探しに探して2000年代に入ってインターネットが普及されるとともに少しずつ業者が増えて来ましたが、圧倒的に多いのが赤ちゃんの名付け(選名)系の業者ばかりで改名の相談に乗って下さる業者は少数派でした。

2005年頃にやっとの思いで見つけた改名の相談に乗って頂ける業者に辿り着きましたが、その業者は占い系でも無く神社系や寺院系の物では無く、個人で運営されている業者でしたが改名、それも戸籍から変える形での戸籍改名専門の業者でその当時に京都府に在住されている方でした。

藁をも掴む思いでその業者にメールを送って、その当時の値段で20000円で販売されていた戸籍改名マニュアルを購入しましたが具体的な手順での改名の仕方が分かりやすく書かれていたので私に必要な物はまさしくこれだと思いました。

その業者は法律的な手段に関しては詳細に書かれていましたが、肝心の名付けに対しての事は書かれていない状態で、名前そのものを決めるのに対してはやはりと言いますかその為の資料がどうしても必要になります。

赤ちゃんの名付け、選名系の業者は基本的には改名の相談は受け付けて頂けないと言う事で赤ちゃんの名付け用の本を数冊購入する事になりましたが、そこで画数等を照らし合わせながら名前を考えてその名前を名乗る事になりました。 それが現在の戸籍上の名前になります。 後は戸籍改名をする為の物的証拠を色々と作って準備が整った2008年頃に家庭裁判所に行って戸籍改名の申請が通った形になります。

その後、名前に対してのコンプレックスが無くなったのか、自分に自信を持つ事が出来るようになってようやく自分自身が好きになって人物撮影も進んでするようになって、変身店にも出会うようになって、自分自身が魅力的になる写真を撮影して頂いてからは現代に至っています。

自分自身を変える事が出来たのが、2005年頃に戸籍改名マニュアルを発表されて販売されていた個人の業者との出会いでしたがその方には現在でも感謝しています。

今でこそキラキラネームからの改名、シワシワネームからの改名とインターネット上に情報が増えるようになりましたが、今の世代の方がとても羨ましいと思っています。