風雅乃徒然~風雅乃絵姿管理人の独り言~

風雅乃絵姿の管理人の日々思っている物事を綴っています。

風雅乃徒然

時代やで体験してみたい江戸時代前期の設定の十二単。

時代やさんでは2021年4月現在は享保雛がキャンペーンとして用意されています。 その享保雛の衣装を見て思い付いた事ですが、享保雛の衣装の技術の汎用で江戸時代前期の設定の十二単や江戸時代後期の設定の十二単も体験する事が出来るのかなとも考えさせられました。

江戸時代、御再興装束になるまでの十二単は確かに、懸け帯の付いている物になっています。 髪形の設定で江戸時代前期と江戸時代後期で分かれますが、垂髪の髪形に平額が付いているのが江戸時代前期の設定でおすべらかしの髪形に平額が付いているのが江戸時代後期の設定になります。

井筒雅風の著書である日本服飾史女性編には江戸時代前期の十二単も江戸時代後期の十二単も実物大の人形に着付けられた状態の姿で掲載されていた記憶があります。

江戸時代前期の設定の十二単も江戸時代後期の設定の十二単も衣装の形式としては時代やさんの享保雛とほぼ同じ物が使われています。 実は今回の享保雛&お雛様キャンペーンの時のお雛様の髪形は江戸時代後期以降の十二単と同じ設定で、享保雛の衣装を使っておすべらかしのお雛様の髪形を使わせて頂く事で江戸時代後期の設定の十二単の衣装体験は可能でした。

享保雛と言う天冠が付けられている垂髪の雛人形の髪形の設定で私は垂髪の設定で予約をしていますが、お雛様の髪型の設定として垂髪、先述にある垂髪の髪型に平額が付いている物も享保雛&お雛様キャンペーンでは追加されていました。 

衣装の面とかつらの面で江戸時代の御再興装束になる以前の十二単の衣装体験も技術的には対応が可能であると言う事を知りましたので、何らかの機会でその江戸時代の御再興装束が出る以前の時代の江戸時代前期や江戸時代後期の十二単の衣装体験をするのかもしれないですね。

江戸時代の設定の時代衣装と言われると武家の衣装や町人の衣装の印象が強いですが、貴族の衣装も資料が少ないだけに気になります。

何時、実現するのかは未定ですが、時代やさんに今後訪問する時のリクエストオーダー用の題材として頭の片隅に入れておきたいと思います。

(※旧ブログに掲載している記事を一部加筆して再掲載した物になります)